生理不順「生理不順」でお悩みの方に見られる体型上の特徴○左足付け根に硬さや痛みがある。 ○左首すじや左肩がこる、または痛みがある。 ○上とは逆に、まったく肩がこらない。 ○貧血ぎみである。 ○夜更かし型である。 ○快風院『均整日記』カテゴリ「婦人科系」 ○快風院『均整日記』>カテゴリ「出産後の歪み」もご参照下さい。 骨盤内のうっ血(「生理痛」の項を参照してください)による卵巣や子宮そのものの機能低下も原因となり得ますが、脳下垂体から卵巣へ、排卵などの命令がうまく伝わらない場合にも起こります。 脳下垂体は交感神経で働くので、からだ全体が交感神経とは逆の働きをする副交感神経寄りになっていると、脳下垂体はうまく働けず、卵巣に排卵を命じるホルモンをうまく分泌できなくなってしまいます。 からだが副交感神経寄りに傾くのはなぜかと考えた場合、胃や肝臓など消化器を動かすための副交感神経が働きすぎて、交感神経が働けない状態を作りだしていることが多くみられます。 「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「寝る直前の食事」などで、胃や肝臓に負担をかけていませんか? また「睡眠不足」や「夜更かし」も、肝臓には大きなストレッサーとなります。 よって不規則、不摂生な生活習慣が思い当たる場合には、まずそれらをできる範囲で改善してみて下さい。それだけでかなりの状態の変化がみられる方も多いです。 そのあとで、まだ足りない部分を均整の調整によって補うというのもひとつの方法です。 ただし、上に挙げたような不規則、不摂生な習慣というのは、それだけがただ単独で成り立っているのではなく、何らかの他の要因が潜んでいることがあります。 例えば職場や家庭、友人同士での人間関係の悩み、自分自身の仕事や将来、性格の悩みなどから受けるストレスをなんとか軽減しようとして、無意識にそれらの習慣に頼っている場合などがそうです。 ストレスを受けると体は交感神経を緊張させてそれに対処しようとしますから、その緊張状態をリラックスさせるべく副交感神経をなんとか働かせようと、例えばどんどん食べることで胃を動かして、そのことで強制的に副交感神経を働かせて、体をリラックスの方向に持っていこうとします。 それが長年続けば、からだ全体はその都度リラックスする代わりに、胃や肝臓といった特定の部分に継続して多大な負担をかけ、それがもとで腰痛、肩こりといった、他の症状が出現したりするのです。 こういった意味からも心と体は切り離せませんが、均整はあくまでも体の方面からのアプローチですので、心の方面の悩みはその専門家に、またはその方自身が自分を見つめていく過程にお任せするしかありません。 ただ、食べたり飲んだりすることで強制的に副交感神経を働かせるという強制リラックスに頼る代わりに、調整によって、自律神経バランスのとれた体にして差し上げることはできます。 よしんば人間関係などでストレスを受けたとしても、それに対して今までよりも前向きに対処できるからだの土台作りとして、均整を活用して下されば幸いです。 ※ここに挙げた体型上の特徴はほんの一部ですので、他にも「こういうかたちや動きは、この症状と何か関係があるのだろうか?」と、ご自分の体について疑問を持たれた方は、遠慮なくお電話かメールにてお問い合わせ下さい。 その際、便通や血圧など体調で気のついたことや、過去の症歴、受傷歴、手術歴なども教えて下さると、食事や生活習慣など、来院しなくても改善に向かう方法をアドバイスできるかもしれませんので、思い出せる範囲でお知らせ下さい。 |